ワイルドリフト最底辺の光景
ワイルドリフトを始めて少したった。
ランクは未だにシルバー。
ここではチュートリアルを終えただけの下手クソども(私も含む)が、地獄の釜でグツグツと煮られている。熱い。
今日も0/5/1ヤスオが赤バフを盗もうとして死んでいく。
シンジドサポートがひたすらウェーブを押す(そして死ぬ)。
ジャングルを押し付けられた気の優しいジグスが赤を殴り、削られすぎてリコールする。
そう、ここは最底辺。地獄の釜の底である。
……しかし、ちょっと驚くのが、そんな最底辺でもそれっぽい罵倒語が飛び交っている事なんですね。
誰も彼もが下手くそで、ミクロもマクロもなく、あっちでワーワーこっちワーワーやっているだけなのに。
なんだったら今日初めてmobaに触れた人がチームメイトにいるようなランクなのに。
なのに、なーんでそんな言葉を発してしまうのか。考えなくてもマイナスしかないのは分かるじゃないですか。
いくつか可能性を考えてみた。
1つ。
前に自分が言われた罵倒をそのまま繰り返している。
きっとその時に学んだのだ。「失敗している仲間にはこういう言葉を投げかけるものなのだ」と。
可愛らしいではないですか。お父さんのポーズを真似する子供のようだ。
そしてこう言う「your feeder」
2つ。
配信者のリスナーで、その時に見たもののモノマネをしている。
わざわざ配信開いて見ているぐらいだから、好意的な気持ちが多分にある。
同化したい気持ちが、彼に演劇じみた発言をもたらす。
「are you blind?」
3つ。
実生活が辛すぎてアタる場所を探している。
サモリフに迷い込んでしまった哀れな魂だってあるのだ。
その発言はまるで自分自身の無力さへの呪詛のようだ。
「noob top mid sup ad」
4つ。
連敗し過ぎて頭おかしくなってる。
言語の違うアジアンがたくさんいるので、罵倒を届かせるためにわざわざカタコトの英語を使う親切心にはなかなか恐れ入る。
だって「俺の怒りや苛立ちをちゃんと聞いておくれよ!プンスカ」ってことじゃないですか。なかなかのエネルギーだ。
ふふん。
と笑いながらも、またも0/7/2で「idiot」などと言われるので、まだしばらくシルバーっぽいのである。